秋 酒(ひやおろし、秋あがり)

出荷時期:8月中旬~11月中旬

夏を越し旨みがギュッと凝縮した秋のお酒

冬から春にかけて醸造されたお酒を夏の暑い季節はじっくり熟成期間に充て、旨みを乗せた上で秋に蔵出しするお酒を、弊社では 「秋酒」と 総称し販売しています。
秋酒は商品名の一部に「ひやおろし ※1 「秋上がり ※2 、または「秋酒」などの名称が付けられ販売されるものがほとんど。
どれも飲み頃に熟成し旨味がたっぷりと乗った秋の酒として、飲む人の舌を満足させてくれます。

昔から”通が心待ちにするお酒”として、日本酒好きの間で好まれてきた秋のお酒ですが、「旨味」に於いて秋は年間を通して日本酒が最も美味しい季節と言えます。
日本において秋は海・山ともに食材が最も充実し美味しい季節でもあり、「秋の味覚」として日常の食卓から料理店のテーブルまで、彩り豊かなお料理が目と舌を愉しませてくれます。

旨みの食材・料理には、旨みの乗ったお酒
旨み成分の濃い食材やお料理には、旨みの乗ったお酒を合わせるのが良いマリアージュ(好相性)とされています。お料理の美味しさを引き立てながら更にお酒も美味しく愉める相乗効果。秋の食材と秋酒にはそんな昔から続く関係があります。
このように秋の旨味の乗った日本酒(秋酒)は、食事と一緒に飲まれる食中酒として、日本酒の美味しさを再認識させてくれる季節のお酒として昔も今も愛され続けています。

※1ひやおろしと呼ばれるお酒はもともとは、冬に搾ったお酒を劣化しないように春先に火入れ(加熱殺菌)を行い、貯蔵温度と外気温が同じくらいになった頃、冷やでタンクからおろして蔵出しされた(出荷の際は火入れを行わない=生詰)ことが「ひやおろし」の語源となっています。 但し、近年の製造技術の進歩による火入れ方式や貯蔵方式の多様化と技術革新また地球規模の気候変動により、製造工程がその定義には必ずしも当てはまらないものも出てくるようになりました。お酒を“上手に熟成させ旨味を乗せる”という目的に於いて、様々な製造技術や工程が実現することは、蔵元のより美味しいお酒への追求がもたらすものであり、酒造りの発展過程として弊社は捉えています。

※2秋上がりとは本来は、 熟成期間を経て秋に旨味が乗り酒質が向上したお酒“状態”を表す言葉です。よって本来の言葉の意味から言えば、秋になって酒質が向上したお酒はひやおろしを含め全て「秋上がり」の状態です。 この状態を表現して商品名に使用されています。

秋酒とひやおろしポスター
秋酒・ひやおろしポスター

ひやおろしプレミアム&スーパープレミアム(太田商店オリジナルカテゴリー)

秋酒の熟成期間や熟成具合はお酒によって様々ですが、弊社では通常の秋酒の他に、一年以上を熟成に充て秋に出荷されるものを「二夏越え」ひやおろしプレミアム、二年以上を熟成に充てたものを「三夏越え」「四夏越え」…ひやおろしスーパープレミアムという独自のカテゴリーで販売しています。更に旨味の増したプレミアムなひやおろしを愉しみたい方にはお勧めできる逸品です。

ひやおろしプレミアム商品にはオリジナル表示シールが貼られます。
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